フクロウ
創作・折り Tommy03
使用紙 おりがみ会館 玉虫おりがみ
発表からかなり経ってしまいましたがフクロウの話です。
以前作った 馬 からの流れで幾何学的なパーツを組み込んだ作品になっています。
きっかけは長山さんのカメレオンでした。複雑ながらも洗練されたパターンに
インサイドアウトも入っていて、とても面白い造形で素晴らしい作品です。
自分も印象的な造形の目を作れないかと思い、しばらく紙を弄るとこのようなものができました。
川崎さんの巻貝にも使われているシンプルならせん折りですが、
インサイドアウトを入れると面白い感じになりそうです。
早速本格的な試作を開始しました。
頭部の構造はすぐに決まったのですが、体の形がなかなか決まらず迷走しました。
「羽を広げて飛んでいる感じに…」
「腹部にうろこ折りで模様を…」
などとやりたいことはいろいろありましたが、紙の量が足りず断念。
結果かなりシンプルな形になりましたが、ぐらい折りが少なく、
目の表現をうまく引き立てられる形になったのでこれはこれでよかったとも思います。
イメージ先行で作ったため、両目が実物に反し離れてしまっているのが唯一心残り。
そもそもそれで完成にしていいのかのいう意見もありそうですが…
まあかわいいからいいじゃん!
機会があればまた改良して、羽を広げたものや両目が寄ったものも作ってみたいと思います。
そしてこの作品、残念ながら単独では自立させることができません。
スタンドを作ればいいのですが、ただ作るだけでは面白くなかったので…
↑こんな工夫をしてみました。
「鳥モノ」の作品を展示するときに、安定感が増して便利なのではないかと思います。
久々にまとまりのある作品になった感触なので、折り図を描いてコンベンション折り図集に投稿しようかと思っています。今年も掲載していただけますように…