Tommy03 Origami

折り紙創作のことをメモ的に書いていきます。

第31回折紙探偵団東京コンベンションレポート②

こんにちはTommyです。コンベンションお疲れ様でした。2日目レポートです。

昨日は展示を十分見ることができなかったので朝9時前に会場入り。展示見ているとkalさんにお声がけ頂き、クラシックカーの仕上げについて少しお話させていただくことができた。

  • タイヤの仕上げを本物らしく地面に直交するように仕上げるのか、キャラクター性を持たせるために敢えてすこし広がった感じにするのか
  • キャラクター性を押し出すならもう1点くらい補助的な小品(電柱とか消火栓とか)を作って配置してみるのはどうか

など、短い時間だったけれど結構深い話をすることができて勉強になった。

賞レースの人気投票のために改めて会場を見て回る。個人的にはやっぱり冨永さんのワニが好きでした。会場の写真は近いうちにTwitterにまとめて貼ります。

8/10追記:貼った↓

追記終わり

 

今日の教室受付は156位だった。ShukiKatoさんのStag Beetle受けたかったんだけど100番目くらいで売り切れてしまったので受けられなかった。マジで最速売り切れなんじゃないか。

というわけで今日のセトリは

  • 1,2コマ目:げんさんのゴリラ
  • 3コマ目:坪正さんのゾウ
  • 4,5コマ目:楓さんのコブダイ

になりました。

講習

1,2 コマ目:げんさんのゴリラ

げんさんの講習としては珍しく、折り図配布形式の講習。何気に200工程を超えていてビビる。もともとは頭だけの講習を予定だったのが、第30回のコンベンションで他の作家さん(確か勝崎さん?)もゴリラの頭部を講習していて、そことダブるのもということで全身の折り図を描くことにされたそうです。マジでありがたい。

僕は1時間ちょっとくらいで完成。折り筋パートが結構精度を要求される感じで緊張感があり、楽しく折れました。造形面では顔の見立てが流石のげんさんクオリティで感動。どこからみてもしっかり立体的に見えるのもすごい。

霊長類って人間に近いからほかの動物とかと比べて造形時の要請が厳しくなりがちだよね、という話とかも聞けて面白かった。

3コマ目:坪正さんのゾウ

喋りがめちゃくちゃ達者ですごい。難易度としても魚の基本形からサクっと折れるちょうどよい感じで2日目の疲れてきた頃合いにうれしい感じの作品でした。ちょっとだけしっぽが出ているのがかわいらしくてよいです。キバの折り出しもトリッキーで面白かった。

偶然隣の席になったのがmizuさんだった。僕のサイ二部作は彼のサイに影響を受けて作ったりしているのでお声がけ頂けてうれしかった。

4,5コマ目:楓さんのコブダイ

最後はお馴染み楓さんの講習。折り図配布形式で最後は作例を睨み折りするスタイル。魚の折り紙の創作経験がないからなのか、楓さんの作品って何が起こってるのかよくわからないままに折り進めていると突然完成系が現れるような気がする。1個1個の工程であまり見たことのない紙の動かし方をするのも面白いですね。さすがの完成度だぜ!と思いながら仕上げていたら楓さんご本人の雑談が始まり、

  • 本作は折ってて面白味がなくあまり納得いっていない
  • 魚を作るときの手順がパターン化されてきてしまっている
  • 次の講習では面白い作品を持ってこれるようにしたい

という趣旨の話をされてウケた。

閉会

賞レースの結果発表。参加者400人中200ちょっとくらい票があつまったそうなのでまあまあな回収率なのだろうと思います。結果は

3位:すけさんの鳥(10票)

2位:浅野さんの鳳凰(19票)

1位:冨永さんのワニ(46票)

だったようです。受賞の皆さんおめでとうございます。ワニは本当にすごい。

ちなみにkomくんは例のサンタクロースと騎馬像を持ってきてたんだけど、2作品で合わせて16票を獲得してたらしい。とすると展示をどちらか1個に絞ってたらなんか受賞したんじゃないだろうか。恐ろしい話。

閉会後はOristのみんな、ムラキさんと冨永さん、NUFの面々で赤羽駅前のサイゼに流れてもみくちゃになる。はやしくんと講習の折り図を交換したり、ほんしょいさんの講義の話とかをちょっと聞けたりして有意義でした。

その後行った2軒目では冨永さんムラキさんにごちそうになったりした。本当にありがとうございます。

 

というわけで私の2日間のレポートは以上となります。皆さん2日間本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。

最後になりますが、8/22(土)~29(土)の1週間、名古屋市熱田区の紙の温度にて展示会が開催されるので是非お越しください。冨永さんのクロコダイル・神谷作品何種かをはじめ豪華作品がすごくたくさん見れます。僕のクラシックカーも有難いことに展示していただけるとのことです。詳細は東海友の会HPでご覧いただけます。

コンベンションの次は紙の温度へ急げ!

anabas-plan.net

第31回折紙探偵団東京コンベンションレポート①

こんにちはTommyです。コンベンション1日目お疲れ様でした。

0日目

例年通り前入り。14時過ぎの新幹線で名古屋を出て16時に東京着。その後16:30くらいに宿泊先の宿に着くとロビーで山口さん水野さんhifumiさん西川さんらに遭遇して仰天。知らず知らずのうちに偉い人が全員泊まる宿に迷い込んでしまっていたらしい。一行にご挨拶しつつ、チェックインの機械でトラブってる人がいると思ってよく見たらShuki Katoさんと勝田さんだった。もうここ実質コンベンションだろ

東京に前入りした際にはラーメンを食べると決めているため今回も行ってきた。今回は高田馬場にある「ラーメン池田屋高田馬場店」。噂に聞いていた通りあり得ない量の豚を食べることができて満足。

1日目

7:30起床。無料朝食が出ているので行ってみるとなかなかおいしい。無料でコーヒーも提供されていて至れり尽くせりなので来年もここにしようかしら。

朝食後9:00過ぎに会場に向かう。場所は去年と同じく東洋大学の赤羽台キャンパス。途中で名大NU Foldersの後輩Sosomachくんと一緒になる。

会場に入ると長蛇の列。今回は定員が400なんだけど確かコロナ後はずっと200~300くらいでやっててこんな規模になったのはずいぶん久しぶりなんじゃないか。

受付を済ませたら講習受付。今年から事前配布の講習一覧のPDFに作品画像が一緒に掲載されるようになったので、例年よりは混乱が少なかったように思います。というのは去年まで講習作品が作品置き場にずらっと並べられてて、その現物を見ながら講習を決めるから混雑が本当に大変なことになっていたのだった。我々講習をするサイドとしては今後は見本写真も参加者の目に触れるものになるわけなのでより一層ちゃんとした写真を撮らないと全然人が来てくれなかったりするかもしれない、というのは気を付けないとですね。

全体会

恒例の山口さんのご挨拶でスタート。もう来週で82歳になられるそうです。

あと今年の賞レースはテーマ自由の人気投票形式の予定だったらしいんだけど、普通に数が集まらなさすぎて一般展示の全作品からの人気投票に変更になったらしい。そんなに集まり悪かったのか。個人的には以前のように干支部門とか特別テーマ部門みたいなテーマが定まってる状態の方が各々の色を出した勝負がしやすいんじゃないかと思っています。ただまあ干支はコンテスト開始から3週目くらいに突入してきて流石にネタ切れてそうだし、特別テーマの方もちょうどいい塩梅のを定めるのが大変そうではありますね。

講演会は吉野一生基金ゲストのShuki KatoさんとKim Young Woongさん。以下講演概要。

Shuki Katoさん

自身の折り紙来歴を氏創作のスピノサウルスの改良と影響を受けた作家さんの話を中心にお話される形式だった。影響を受けた作家としてジョン・モントロール氏、ロバートJラング氏、神谷哲史氏、川畑文明氏を挙げられていた。スピノの改良の流れを示すために出してた図では折り図の完成図みたいな画像をいくつも出されてたんだけどこれが全部めちゃくちゃうまい。Shuki Katoさんって折り図描くのもめっちゃ速くてうまいらしいのでどういうテクニックがあるのかとか詳しく聞いてみたかった(質疑の時間には聞けなかった...)

質疑では「創作をする際には資料としてフィギュアを観察し、立体感を意識するようにしている」という趣旨の発言をされていてやっぱりそうなのかと思うなど。komくんが前に「ShukiKatoさんの作品は断面を意識されてる気がする」という話をしていたのを思い出した。曰く
「多くの折り紙作品は毛皮みたいなものを作ってそれを立体化するから真正面から見たときにコの字型になっているけど、ShukiKatoさんの作品はどこでスライスしても断面が不自然でないような立体表現になっている」
ということらしい。今回Katoさんが仰ってたのもまさしくそういうことなんだろうと思います。

Kim Young Woongさん

日本語めっちゃうまい。もともと高校生のときに日本に留学したくて、それで日本語をすごく勉強されていたとのこと。残念ながらコロナウイルスの影響で来日はほぼほぼできなかったみたいで、その時期に創作折り紙を本格的に始められたらしい。

最近はインターネットで一般向けに折り紙作品とその制作過程を精力的にアップされている。Origami Kimiroという活動名は本名の「Kim」と「Hero(ヒーロー)」を合わせた造語らしい。そうだったのか。YoutubeとかInstagramに制作過程の動画活動を通じては、

  • 自分の作品が1枚の紙から切らずに作られていること
  • 制作の過程そのものにも芸術的な魅力があること

を発信することを目指しているらしい。

あと印象的だったのは「軍隊にいる時期は大きな紙を使った制作が難しかった」という理由でoripaとかBoxPleatsStudioとかを使った設計的な創作手法を多く取り入れるようになったという話。公演を通じて厳しい状況にあっても折り紙を続けるんだという強い意志が感じられて自分も見習わなきゃなと思います。

昼休み

折り図の印刷のためにファミリーマートに走る。スマホアプリからプリンタを操作して印刷する形式なんだけどなぜかスマホがプリンタを認識せず、故障を疑ってちょっと先のファミマにダッシュ。こっちではこじりくんが折り図を刷っているのに遭遇したりした。

こっちでもスマホがプリンタを認識しないのでもう終わりかと思ったんだけど、よくよく調べたら僕のスマホが個人的にVPNの設定をゴニョゴニョしていたのが原因ぽくて、Tailscaleを無効化したら普通に動いた。アホすぎる。

午後

講習

午後は講習。今日の受付順位は216番だったので自信なかったですがどうにか第一希望を通せました。セトリは以下。

  • 1コマ目:拙作タヌキ
  • 2コマ目:つもりがみくんのピアノ
  • 3・4コマ目:モニョ・ニョさんの戦闘機

拙作タヌキ

定員36のところ参加者27名でなかなかの盛況。強めの2コマ講習が乱立する時間帯で1コマ講習は不利になりがちなのですがまあまあの善戦だと思います。本当に皆さんお越しいただきありがとうございました。Kenkenくん、Tatsumiさん、稲吉さん、モニョ・ニョさん、はいまつくんあたりが来てくれていてうれしかった。

講習は恒例の折り図配布形式。東洋大学はほぼ黒板がなくて手元で折り紙を折るのが難しくなりがちなのでずっとこうしています。今回は工程数が多め(2枚複合・組み立て込みで70工程)だったので試しに森末兄貴謹製のDEFOXで作図したものを配布してみたのはよかったのだが、矢印の描画をサボりすぎてしまったのがけっこう混乱を招いてしまった。ほんまに申し訳ないです。おそらく7~8割の人が時間内に完成できていそうだったのでギリギリ及第点か。

50分講習で70工程なので時間余ることもほぼないだろうと思っていたのに30分くらいで完成してる人が何人かいて驚いた。東京コン恐ろしいところ。

つもりがみくんのピアノ

けっこう気になっていた作品。グランドピアノの作例自体非常に少ないですし僕も前から作ってみたいと思っています。

講習は写真折り図配布の形式だけど結構図表現がいかつくて、本人は事前に「★4折り図になっちゃった」という趣旨の発言をしてたのを見てたんだけど本当にそれに尽きると思う。手順化ちゃんとしたらもうちょっと手軽に折れる感じになりそう。作品は鍵盤のインサイドアウトを段折りのギザギザだけで表現してるのが非常に潔くてセンスを感じた。ペダルを折り出したらどうだろう、とか弦をインサイドアウトしたら良いんじゃないか、とかいろいろインスピレーションが広がるワクワクする作品だと思います。

モニョ・ニョさんの戦闘機

気になってたやつ②。最近は複合に凝っているので複合のプロはどんな感じでやっているのかと気になっていました。

複合折り紙の利点としては紙の厚みをとにかく削減できるので厚みに苦しめられることなく自由に細部まで造形できるのがあると思います。本作でもその強みを生かし、翼やコクピットのインサイドアウト、エアインテークに至るまで角カドを潤沢に使っているのが印象的で、仕上がりも他にない味わいでかっこいいです。厚みが少ないと仕上がりを小ぶりにできるのも面白いところで、このミニチュア的なかわいらしさは1枚折りで実現しようとするとかなり薄い紙を使わないと難しいでしょうし、それも厚みがところどころアンバランスになってしまうと思います。といったわけで複合のコンプレックス系は面白い。もっと流行った方が良い。

懇親会

講習後は懇親会。開始まで若干時間に猶予があってこの機に物販と展示会場を見る。毎度のことですが展示は2日目の午後には片づけられてしまうので見るチャンスが本当に短いのである。明日の朝にもうちょっと見られたら良いのですが。

展示会場にShuki KatoさんがいたのでOrigami Nature Studyにサインを頂くことができた。やったぜ。ツーショット写真も撮っていただき大満足。

あと展示見てたら勝田さんに「コンベンション折り図集(紙)は投稿者限定で半額だよ」と声を掛けられ、大喜びで購入。私はPDFの献本もうれしいがやっぱり紙の本が欲しいタイプの人間なのである。

懇親会はOristのはやしくん、こじりくん、駒沢大の折-キドくん、あと最近Twitterでよく絡んでいる大五郎くんとかとじっくり目に話すことができて良かった。大五郎くんって作風が大人びてるし全部の芸風ができるけどまだ高校生なんだよな。恐ろしい話

ほんしょいさん、すけさんから旧おりねっとの話を伺うことができたのもけっこう収穫。ORILINKも良い感じに発展していけると良いですねという話をしたり、今いるメンバーの芸風が尖りすぎているせいで新規層が加入しづらいんじゃないかという話になったりした。後者の話はなかなか厳しいところで、NU Folders1つ取っても僕とkomくんがかなりの思想バトルを繰り広げていて危険だったりする。Oristの競作企画で上位常連のはやしくんダスキンくんも芸風が普通に尖りすぎていますし。

恒例のビンゴ大会は今年も景品ゲットならずでした。参加賞としてなのか、「はうすの在庫処分」と称してまあまあな量の折り紙用紙とジョワゼル作品のポストカードを貰えてラッキー。

最後に山口さんに呼び出されて「今後の東海例会を頑張ってアレしてください」との趣旨のお言葉を頂く。頑張ります。

 

といった感じで1日目終了。皆さんお疲れ様でした。2日目もよろしくお願いいたします。明日は講習作品の写真をちゃんととってアップするぞ!

名大祭2026展示 NU Origami World まとめ

今年も名大祭の展示会が無事終わりました.せっかくなので準備や当日のあれこれをまとめてみます.

準備(書類仕事)

申込

名大祭は毎年6月の頭に開催.申込締め切りが前年度の1月末とかなので期末テストとかに気を取られたりして見落としやすい.学内にgoogleフォームにつながるQRコードが掲示してあるので探して読み込むと申し込めます.

書類の提出

上記の申し込みをするとExcelとかWordのファイルがたくさん入ったzipが送られてくるので記入して返送.思ったよりたくさんある.メインのやつは企画書と予算申請の書類くらいか.次年度に使いまわせるように入力したやつを取っておくと良いが,学祭委員会側の都合で形式が変わったりも全然あるのであまり意味がないかもしれない.

参加費

名大祭は資金繰りに苦労しているらしくて参加費で例年3000円弱くらい取られる.部誌とかグッズとかを用意して利益でペイできるようにしておくと良いです.

 

書籍

初の取り組みとしてNU Foldersの折り図集を制作し,1冊1000円で販売しました.今年度は複数人のメンバーがちょくちょく創作に手を出し始めたりしていたのと,たまたま本の制作とか発注に詳しいメンバーがいたりしたので今年ならやれるんじゃないかということで.

ちなみに今も電子版を売ってるので買ってください↓(宣伝)

tommy03ori.booth.pm

(宣伝終わり)

カラーページ4ページ+モノクロ44ページ+表紙 で合計52ページ?というカウントで良いのかわかりませんが,それくらいのページ数で作りました.ページ数は部誌としてそんなでもないですが,展開図も含めると18作品掲載したのでけっこうボリュームある部類な気がします.

印刷所は同人印刷ではお馴染みの「おたクラブ」で,100部印刷して34,400円でした.おたクラブにしたのは単純に一番安そうだったのと,アクスタ等々幅広い商品制作をやってくれるとかで評判がいいらしいのを聞いてたのとが主な理由です.部数は結構迷いましたが,例年の来場者が2000人くらいだったので,来場者数の5%くらいの人は買ってくれるだろうというまあまあな希望的観測で100部としました.

otaclub.jp

原稿は各自でpdfを作成して合体して入稿しました.入稿締め切り(追加料金なし)は納期の1か月前くらいでした.僕以外は全員折り図制作初めてだったので不安もありましたが,なんとかみんな締め切りまでに描き上げることができました.以前個人的にInkscapeでの折り図制作の方法をまとめたドキュメントを作成したことがあったのですが,それがかなり役に立ちました.なんでも作っておくものだなあと思います.

https://tommytestpage.ie-yasu.com/other/howtodiagram.pdf

 

そうして無事到着した部誌がこちら.

オプションは背表紙をボンアイボリーのクリアPP加工にした以外はすべてデフォルトの一番安いやつにしましたが,期待をはるかに上回る品質で大満足.カラーページの数は4ページが上限なので写真をたくさん掲載したい場合はなるべく大判に(A4とか)作るのが良いと思います.

売れ行きは想定よりもはるかに良くて,学祭最終日の昼過ぎには100部が完パケしたようです.今年も来場者数は2000人強だったようなのでたぶん来場者数の5%くらいは買ってくれると見て部数設定してしまって問題ない気がします.

展示会場

ロケーションがやっぱり重要だと思います.名大の場合は全学教育棟という教養科目の講義棟がメインの会場になっているので,そこの教室を会場に選べると多くの人に来場してもらいやすいようです.もっと言うとなるべく低層階で建物のメイン入口に近い方が集客が良いですね.この辺りは抽選でいかにアタリを引くかという話になるのでどうしようもないのですが.ちなみに今年度は2つ隣の教室がポケモン同好会でとんでもない数の子供たちが集まっていたので,そのついでなのか結構見てくれる人が多かったように思います.

大型折り紙

来てくれた人が展示会場の前を通りがかったときに目を引くような大きい作品があると良いっぽいです.今年度は吉野一生さんのティラノサウルス全身骨格を制作しました.たくさんのパーツを組み合わせる骨格折り紙は比較的小さい紙からでも大きな仕上がりになるのと,事前にメンバー各自で作っておいて最後に組み立てるのが容易にできるので学祭での展示には結構向いてると思います.

支えには実家にカメラの三脚が潤沢にあったのでそれを使っています.

ガチャガチャ

初の取り組みの2つ目として折り紙ガチャを制作しました.メンバー創作の折り紙作品をカプセルに入れて,ガチャガチャマシーンで1回100円で販売します.

実家にはなぜか小型のガチャガチャマシーンがあったので,それを使って販売しました.

gashapon.jp

三脚といいガチャガチャマシーンと言い,なぜそんなものが家にあるのかとkomくんに聞かれましたが僕にもよくわかりません.

ガチャガチャは100個制作しました.カプセルは近所のショッピングセンターを何件か回って分けてもらいました.結構快諾してくれるところが多くてありがたかったです.ガチャガチャマシーンが排出できるカプセルのサイズ感の制限が結構厳しくて,折るよりもカプセルの必要数を集めるのが大変でした.

こちらも売れ行きは結構良くて,2日目の昼前には完売していました.ガチャガチャは幼稚園~小学校低学年くらいの子供たちに人気があって,1回100円という価格設定も気軽に手に取ってもらいやすかったが良かったかと思います.

折り紙体験コーナー

例年折り紙体験コーナーを設けています.机といすを10人分くらい用意して適当な折り紙書籍を何冊かと折り紙用紙を置いておくだけなのですが結構にぎわいます.ある程度人が会場に留まってくれることにより会場に活気が出るので,それで集客が良くなった面もありそうです.設置する本はある程度易しめのものにしておかないと,「折り方を教えてください」と相談しに来られた時に困る可能性が高いです.今年はブライアン・チャンさんのクワガタを15cm角で折ろうとしている少年がいた.

その他の小道具

展示品札

作品名と創作者名・制作者名を記載する札.忘れられがちだけどあった方が良いです.

例年「創作(折り方を考案する)」と「制作(展示品を実際に折った)」の違いが伝わりにくくて何が違うのかとよく聞かれます.作り方を考案する人と実際に展示物を作る人が別であるタイプの創作物って折り紙以外にあまりないような気がするので,ここの違いが伝わりにくいのは当然と言えば当然なのですが.

そういったわけで今回は自創作の作品を折っている場合は「メンバーオリジナル」とかかれたアイコンを表示する方式にしました.例年よりは創作と制作の違いが伝わっていたような気がします.

「メンバーオリジナル」がついてる札の例

注意書きの札

小さい子供とかだと作品に触ろうとする場合があるので,予防の意味でも注意書きの掲示を作っておいた方が良いです.展示机の上に置いておくと保護者の方が注意してくれる率が上がるので,展示場に入って最初に目につくような場所に置いておくと良いです.

まとめ

今回の展示会では3日間で述べ2500人くらいの来場者を迎えることができました.

また新たな取り組みとして,

  • 部誌の販売(1000円)
  • ガチャガチャの販売(100円)

を行いました.どちらも100個ずつ用意しましたが,時間に余裕をもって売り切ることができました.在庫が十分あればもう20~30個くらいは売れたと思います.

学祭への参加費や会場に置いておく折り紙用紙の用意等,意外と経費がかさむ学祭ですが,2製品の販売によりこれらの必要経費を支払うことができ,最終的に7.5万円程度の黒字を達成しました.

僕が学祭の展示会に携わるのは今回で最後となりますが,最後の回にふさわしい,良い展示会にできたと思います.本記事で紹介した内容が今後展示会を企画する方の助けになればうれしいです.

第15回折紙探偵団名古屋コンベンションレポート②

2日間お疲れ様でした

講習受付

初日が早起きだったのもありギリギリまで寝て、講習受付開始寸前の9:20に現着。受付に並んでたら山口さんに「講習作品置いてないだろ」と言われる。

すっかり忘れていたのだが今日は講習の日なので、自分の講習作品見本を受付前までに所定の場所に設置する必要があるのだった。ごめんなさい.作例が置いてない教室には人が集まりづらいらしくて、定員の3割くらいの人数しか受講してもらえなかった。普段東京コンベンションだとありがたいことに相当の確率で満席を頂いていたのもあり今回も調子に乗って定員目一杯の数の折図を印刷してきてしまったので大量の在庫を抱えることとなった。苦しい。

自分の講習受付の方は番号が早かったのもありすべて第一希望で取ることができた。

展示

受付後、講習開始まで時間があったので展示場を見て過ごす。展示では恒例の人気作品コンテストが実施されていて、実は私も出品していたので結果が気がかりだったのである。というのは今回から投票方式が変わり,各作品に投票用の紙がおいてあって,各自配布された丸いステッカーを貼るという形式になっていたので,得票率がその場で確認できるのだ.私が出した「クラシックカー」はkomくん出品の「サンタクロースとトナカイ」とまあまあ接戦で一位争いをしていたのでワンチャン優勝の可能性があった.

匿名出品という形を取っていたけど徐々に私の作品であることはバレ始めていて,川畑さんはじめ多くの方からお褒めの言葉を頂くことができた.その時点では投票が締め切られていなかったので素直に喜びを口にすることが出来なかったのが残念ですが...

その後川畑さんとムラキさんのお母さんに声を掛けられ,あの目黒俊幸さんが直々に折られたというウニを渡された.なんでも今吉野一生基金に500円以上の寄付をするとこのウニをはじめとする種々の景品がもらえるとのことで,後から寄付をすることになった.財布にはなぜか福沢諭吉夏目漱石しかいなかったため,2世代前の旧札が募金箱に投げ込まれる異常事態となった.

講習(午前)

1,2 コマ目 キム・ドンヒョンさん「F-15 EAGLE」

taonさんの軽自動車と並んでいちばん受けたかったやつ。けっこう意外だったのだが鶴ベースのシンプルめな構造で、迷わず折り進めることができた。鶴の基本形から作る飛行機系と言うと桃谷さんとかの名作がいろいろ浮かぶが、その辺の影響があるのかもなどと思ったりした。折図もデジタルで貰えて満足。

昼休み

展示場の撤収の様子を見ながら過ごす.人気投票は午前中に開き始めた点差がこれ以上はまくらなそうだったので負けを覚悟し始めた.

今回はまだ物販を見てないことに気づいたのでちょっとだけ物色した.10年くらいまえのコンベンション折り図集が特価1000円になってたんだけど,一緒に見てたすけさん,komくんが二人とも

「どの回持ってたか全然覚えてない...」

「確か本棚の写真を撮ってたような気もするんだけど...」

と全く同じ反応をしていてウケた.私は勝田本2を購入しようとして先ほどの福沢諭吉を渡したところ,「釣銭が完全にないです」と言われ決済ができなかった.

講習(午後)

3コマ目 キム・ヨンウンさん「butterfly」

ガンダムチェンソーマンなどの狂気的な折り技術で知られるキム・ヨンウンさんの講習.日本語がとても上手で驚いた.アヤメの基本形から手軽に折れて,完成系も洗練された見た目でとてもきれい.アヤメの基本形からチョウを折るアイデアは私も試したことがあるけど,こういうシンプルなアイデアは当人の造形センスがもろに出るなと感じた.

4コマ目 川畑さん「シロクマ」

お馴染み川畑さんの講習.「1コマ講習では時間内に教えきれない」とのことで折り図講習だった.ややテクニカルな折り方もありながら心地よく折り進められるように細部まで工夫が行き届いており,流石川畑さんという感じ.普通のクマと比べてだいぶ鼻先が長めに折ってあるのとかも「確かにシロクマはこうだなあ」と思えて楽しい.

あと個人的にアツかったのは配布折り図64工程がA3用紙1枚に全部収まっていた点.コンベンションで配布する図は印刷代の都合上1枚の紙になるべく詰め込むことが求められるんだけど,60個も並べちゃっても案外問題なく読めるもんですね.今後長工程折り図を配布することになった場合にはマネしていきたい.

5コマ目 拙作ボルゾイ講習

最後は拙作ボルゾイの講習.本作は通常版としっぽ拡張版の2つのバージョンがあるので,

①まず手元と口頭で折り方を説明して通常版を折る

②次に折り図を配布し,しっぽ拡張版を折ってもらう

の2段階で講習してみた.本作は折りの基準がけっこうシビアで,折り図を見てなんとなく折ると今一つ綺麗に折れないことが多いっぽかったので,①の通常版を説明する段階で折り図+αの折り基準を説明すればある程度は狙った通りの完成系を得られるかなというのを意図している.折っている様子を見るにけっこう綺麗に折れている人が多いように見えたけれど,単純にいつもより上手な人が多かっただけかもしれない.何にせよ皆さん完成させることができて良かったです.

閉会式

コンテストの結果発表,山口さんと愛工大の宮本先生より挨拶,関西コンベンションの案内があった.

コンテストは2位.1位のkomくんとは10票ちょっとの差だったのでかなり善戦したと思う.そもそも私の作品が賞レースでここまで戦えたの自体初めてなので純粋に嬉しかった.1位のkomくんには次回名古屋コンベンション+懇親会の無料参加券が贈呈された.私もkomくんも来年は修論シーズンなので参加にはかなりの気合が必要そうです.

打ち上げ

いまじろーのもりたろうくんら,Oristのこじりくんら総勢15名でサイゼに行った.もりたろうくんからはいまじろーの運営について(合宿とか展示会とか)いろいろ参考になりそうな話を聞くことができた.NUFoldersはもうかなり風前の灯火なのでなんとか次年度で起死回生を図っていきたいと思います.

 

といった感じで2日間のレポートは以上.皆様お疲れ様でした.ボルゾイの折り図がまだまだ余ってて東海例会にはしばらく持参する予定なので,欲しい人は声をかけていただければと思います.貰ってください.

第15回折紙探偵団名古屋コンベンションレポート①

1日目お疲れ様でした.

一応スタッフ枠なので8:00に現地集合でした.会場はここ数年東海例会でもお世話になっている愛知工業大学自由が丘キャンパス.最寄り駅で降りて会場に向かう途中ですけさんと遭遇した.

到着後ちょっとだけ設営のお手伝い.komくんと共に各教室前にに案内の紙をマグネットで貼り出す等の活動をした.

その後ややあって参加受付.今回の教室受付番号は55/38でまあまあ2日とも良さそう.

全体会

まず講習受付があり,次に開会式と講演会があった.

講演は韓国より招待作家のキム・ドンヒョンさん.大学は建築系の専攻だったとのことで,「建築は時間がたっても不変であるのに対して折り紙は時間が経つとどんどん劣化してしまう.経年劣化への対策としてホイル紙を裏打ちしている」みたいな内容だった.言わんとすることは良くわかるのだがホイル紙ってしわになりやすいのにどうやってあんなにきれいに面を仕上げられるんだろう.

講習

今日は

1コマ目: キム・ドンヒョンさん「干しタラ」
2コマ目: 休憩
3・4コマ目: taonさん軽自動車

を受講.奇しくもkomくんと全く同じ組み合わせで一緒に回るなどした.

1コマ目: キム・ドンヒョンさん「干しタラ」

招待作家キム・ドンヒョンさんの講習.比較的素直な22.5度系で気楽に折れるけど,部分的にテクニカルな折りがあって苦戦している方も多かったようでした.☆3講習だったけど実際は3.5~4くらいあったのではないか.

2コマ目: 休憩

このコマは講習はお休みして展示場をじっくり見ることにした.2日制のコンベンションだと2日目の昼過ぎには撤収が始まってしまうので,1日目の早いうちに時間を作っておくのが吉.写真はTwitterにぼちぼち上げます.

3・4コマ目: taonさん「軽自動車」

今期コンベンションの目玉.数か月前の例会から「講習する」との話は聞いていてずっと折ってみたかったやつです.

展開図+仕上げ方法を説明した折り図を配布する形式で,高難度講習としてはかなり参加しやすい部類だったと思います.最初の展開図折りは原則として手助けしないスタイルだったので,間違えて受講しちゃった人には厳しかったかもしれません(が,高難度講習って実際そこまで気にしてるとキリないのでこの辺りが落としどころだなあと個人的には思います).

作品としては流石taonさんと言うほかない.自動車の折り紙ってあまり方法論が確立されてなくて,すけさんとかはちけんさんとかの圧倒的パワーソリューションのイメージが強くて新規参入がしづらい感じだったのですが,本作はこの基本形自身が強力な拡張性を持っていて今後様々な車種に対応できそうなのが魅力だと思います.講習の最後にtaonさん自身が「この基本形を改造してたくさん車を作ってみてほしい」とおっしゃってたのもあり,今後自動車折り紙も流行っていくのではないかと思ったり.

懇親会

去年と同じく,大学の食堂を間借りして開催されました.懇親会場がOPENするまでの間愛工大のOBの方で構成されてるサックスとかの楽団が演奏してくれていて結構楽しかった.

食事は名古屋めし系が充実しててきしめんが何杯でもお代わり自由だったりと盛りだくさん.恒例のビンゴ大会は私は何も当たりませんでした.最後に当たったのが高校生の時に参加した東京コンベンションのとき以来なので,そろそろ次が来ると良いなと思ったりしています.クライマックスではミキティさんがヨーヨーを披露したりと(なんかこれも恒例になりつつありますね),非常に盛り上がってて楽しかったです.

個人的な大きい収穫としては,筑波大の三谷先生にお会いすることができた.実は私は大学院で折り図の自動生成の研究をしていて,三谷先生の論文も何度か引用しているくらいには(一方的に)お世話になっているのでお話ができてとても光栄.「研究のアイデアに関する相談でしたら何かお伝えできるかもしれません」とまで言っていただけて本当にありがたかったです.

 

そんな感じで1日目終了.明日もよろしくお願いします.

第30回折紙探偵団コンベンションレポート②

皆様2日間お疲れ様でした.2日目のレポートです

せっかく東京に来たので朝食は富士そば.流石に物価高の影響か前に東京に来たときより高かった気がする.食後,時間あると思ってスタバでコーヒー飲んでたら遅刻しかける.危ない.

9時過ぎに会場着.今日は拙作エビの講習があるので講習作品見本を設置.用意してた作例は何尾か作ってお皿に盛りつけてあったんだけど,置きスペースの都合上1尾のみ雑魚置きすることになってしまった.

その後komくんから「古い会員資料とか売ってた」との話を聞いたので物販を物色.ずっと欲しかった26期(コマツさんのカニが唯一収録されている)も置いてたので発作的に購入.これはアツい.

講習受付

今日は順位50位と圧倒的人権を所有していたためすべて第一希望でゲット.自分のエビの講習も同一時間帯で前川さんのキューブに次ぐ2番目に売り切れるというなかなかの人気ぶりを発揮.ありがたい限りです.

というわけで受講は①あやせましたさんのドラゴン,②ハムロさんのアルマジロ,③④がっきーさんのベスパ,⑤拙作エビ の流れ.

講習(午前)

①あやせましたさん「ドラゴン」

前に見たとき,頭部のツノを1本に省略してるの攻めてて面白いなあと思っていたので受講.

講習は展開図を配布するけど折り手順は全部口頭で示すスタイル.若干紙の動きがでかい立体工程が多かったので苦戦している参加者が多かった印象.時間が押して仕上げは各自睨む形になっていた.

私は展開図を勝手に畳んだ上仕上げもTwitterの画像から適当に睨んでいたのだけど,隣に座っていた親子連れに「仕上げを教えてほしい」と言われ昼休みに教える約束をする.昼休み微妙に忙しそう(展示作品の撤収,エビの折り図の印刷,昼食)だけど間に合うのか

②ハムロさん「アルマジロ

去年の東京コンでオカピを受講して以来ハムロさんの作品にハマってしまったため今年も受講.工程数的にはゆったり目(1コマ,60工程くらい)の折り図講習で,今作は2014年頃の創作を本講習にあたって再構成したものとのこと.「本当は全ての折りを22.5度で構成したかったのですが頭~前脚だけ外れちゃってます」みたいな話をしててやっぱりハムロさんだなあと思った.この執念からあのオカピが生まれるのである.前の席に座ってたキノシタゴウさんが15cm角で折っててビビった.

この講習は時間に余裕をもって終われたので残り時間で先述の親子に渡す用にドラゴン2匹目を折ったりした.

昼休み

仕上げを教える約束をしていた親子にドラゴンの2匹目を託す.これでなんとか再現できると良いのですが.

続いて展示作品を撤収.今年は展示が2日目午前中までだったので流石に見る時間が限定的だったなあと思う.そもそもの日程が2日しかないので仕方ないのですが.

その後大学近くのファミリーマートで折り図印刷+昼食の調達.

講習(午後)

③④がっきーさん「ベスパ」

Twitterで見てからずっと折りたかった作品.☆5との触れ込みでしたが文句なしの最高難度だと思います.講習資料は矢印・折り線がほぼ皆無の写真折り図(折り図なのか)のみ,かつ途中で仕上げの説明がなくなるので最後はすべて睨み折り.がっきーさんも資料の意味が分からない人の対応に追われていて流石に大変そうだった.私は22.5度系創作で培った勘を総動員したらなんか運よく完成されられたんですが,それくらいの難易度でした.完全版の折り図が近いうちに作成されるとかなんとか

⑤拙作「エビ」

最後は私の講習.東京コンでは2019年の初講習以来すべての回で満員御礼を頂いていて本当にありがたい限り.ユーザーエクスペリエンスとしての折り紙を追求している身としては最上級の名誉と思っています.

講習の方はというと,講習環境がギリギリまで分からなかったので折り図配布で口頭説明はしないスタイルにしました.自作品の難易度的に受講者のレベル感が読み切れないことも考えるとやはり折り図講習が安全だなと思います.講習時はめちゃくちゃ時間を持て余すのですが.

ちなみに今回の時間余り対策はシンプルですが過去作より海の生き物シリーズ(フグ・ジンベエザメ)をQRコードで配布する形式にしました.去年はガチャとかもやりましたけど流石に配布形式的に流出リスクがでかすぎるのではないかと思いだしたため今回はやめています.なんかうまい解決策を考えついたら復活もあるかも.

あと講習にはshingaくんとこじりてるやくんが来てくれてた.こじりくんは「ジンベエザメがいちばん好きなのでうれしい」と言ってくれてこちらも非常にうれしかった.あれあんまりインターネットでウケてないけど自分でも面白い作品だと思います.最後に結構な人数からサインを求められたり,差し入れを頂いたりもして非常にありがたかったですね.

全体会

全講習終了後は全体会.山口さんからちょっとだけお話があった後解散.今年はコンテストの結果発表がないので少し物足りない感じでした.来年以降また復活しないかな.今年の私が投票するなら氷砂糖さんの木馬です.

打ち上げ

komくん,ムラキさんにorist,いまじろーの人たちとサイゼになだれ込む.各々が受講した講習の話とかをしてめちゃくちゃ楽しかったのだが,途中で私の帰りの新幹線に遅延の可能性が出てきてしまった(なんか風が強かったみたい)ため離脱.もう一泊宿取っとけばよかった.次回は赤羽に3泊取ります.

 

というわけで私の2日間レポートはこれにて終わり.お会いした皆様,講習に来てくださった皆様本当にありがとうございました.良い会場だったので来年も使用できると良いですね.私は研究が爆発していなければ次回も両日参加予定です.

第30回折紙探偵団コンベンションレポート①

初日お疲れ様でした.前入り+初日レポート.

前入り

コロナ後から2日制になり,朝がキツすぎる(名古屋から行くと5時起き必須)ため今年は前入りしてみた.早起きしないで済むだけでだいぶ体力を温存できるし,ちょっとなら観光もできる.

ということで今回はラーメン二郎目黒店に並んできた.ほぼ開店同時くらいに現着したけど20分くらいでありつけてラッキー.
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7:00起床.今年の会場は東洋大学の赤羽台キャンパス(前の東洋大とは違う会場).去年までの東大よりも広いのと,メイン会場と展示が1箇所に集まっているので全体的に快適.


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受付直後,展示会場が開いてる風だったので展示作品置いてたらまだだったらしくて山口さんに怒られる.気が早すぎてご迷惑をおかけしてしまった.

その後受講受付番号を確認.今年は1日目307,2日目50 なので初日はあまり期待できそうにないな~と思ったのだが全て第一希望を通せた.

 

全体会・講演会

今回のゲストはアメリカよりロバートJラングさん,ドイツよりボド・ハーグさん,韓国よりジョン・ジェイルさんの3名.以下講演概要.

 

①ロバートJラングさん

折り紙を始めたのは6歳の頃.92年頃から折紙探偵団メンバーと交流を始め,その頃から創作も始めたらしい(8/10追記: ここは誤訳かも,との情報がありました).

今年のはじめに火災で自宅とアトリエが焼失してしまい,作品の大部分が失われてしまった.「折り紙が途中で破れてしまってもまた初めからやり直すように」,再出発として新しいアトリエを建てる計画を進行中とのこと.

折り紙工学関連の話だとナショナルジオグラフィックスで紹介されていたやつがロバートさんの仕事だったのは知らなかったので意外だった.

 

②ボド・ハーグさん

ボドさんは南ドイツの出身.創作の題材はドラゴン,昆虫,動物など.近年は動物のインサイドアウト表現や一枚折りの全身骨格などに力を入れているとのことで,この辺りは改めて語るまでもないでしょう.

聞き間違いか分からないのですが32等分蛇腹のことを「low grid」って言ってた気がします.怖い.

制作についての話だと,自作品に使用する紙は自分で染め方を考えるところからやっているとのことで,あの複雑性になるとそれはそうだよなあと思ったり.氏のキリンは1回35cmくらいの普通紙でチャレンジしたけどマジで全然歯が立たなかった.

 

③ジョン・ジェイルさん

なんか機材トラブルでスライド無しの講演だった.残念.通訳はお馴染みユ・テヨンさん.

ジェイルさんの本業はサムスン半導体エンジニア.この話出た瞬間ガチのどよめきが起こっててウケた.影響を受けた作家に川畑さん,神谷さんの名前を挙げていて東海勢としては親近感.折り紙を始めた当初,日本から折紙の本を入手するのが難しかったので自分で創作を始めたとのことで,マジの天才ってやっぱそうだよなと思ったり.技術寄りの話だと「神谷さんの比率折り出しスクリプトは神」という趣旨の話をされていたのが印象的だった.あれは本当に便利

 

講演後は全体会.今年はもう作品人気投票無いらしいです.賞レースは死んだか.

 

昼休み

komくんと会場近くのラーメン屋さんに行く.東大より圧倒的に飲食店の立地が恵まれてるのは良い点です.ハムロさん,ouchさんに遭遇したりした.

時間に余裕があったので展示もちょっと見た.気になったやつはTwitterのこちらのツリーにぶらさげていくので参照してください(はてなに画像貼るの面倒).

あとこのタイミングで今年の折り図集を購入.羊が掲載されているので献本はあるのだが紙派なので毎年紙の本も入手している.また献本も紙にならないかなあ

 

講習

今日取ったのはキャリコさんの「ぎんいろの羽」,一匹柴犬さんの「仔馬」,ボド・ハーグさんの「Cat Loaf(香箱座りの猫)」.

①キャリコさん「ぎんいろのはね」

星5の1コマ講習って何やねん,ということで受講.講習前の情報ではポケモンのルギア(版権なのでタイトルにキャラクター名を付けることができない)を折り図付きで折るとのことだったので,120工程くらいの作品を頑張って折るのかな~くらいに構えていたら244工程だった.終わるわけなさすぎる.

あと講習冒頭なんか山口さんによる指導が発生してた

②一匹柴犬さん「仔馬」

こちらはTwitterで見てから気になってたやつ.個人的に馬は脚長くなくても意外と成立するよね派閥なのですが,それをまさしく体現していて非常にクールですね.

あと講習中盤になんか現れた山口さんによる指導が発生していた

③④ボド・ハーグさん「Cat Loaf」

今回のゲスト,ボドさんの作品.四肢のくつしたのインサイドアウトの折り出しが素敵.2コマでやや簡単めの作品だったので余裕をもって楽しめました.

 

懇親会

毎度のことの気もするが若手参加勢が案外少ない.komくん,ムラキさん,もなかさん(NU Foldersの後輩)らと固まって行動していたところ京大いまじろーのqqikさんに声を掛けられて話をした.いまじろーとNUFoldersで交流会とかやりたいですよねみたいな話をしてくれたけど本当にやったほうが良いと思う.簡易の講習会とか,かつての若手創作家勉強会みたいなやつがやれたらいいですね.

あと隣の机に木村良寿さんが座ってて拙作タヌキを「あれ気に入っちゃった」と絶賛いただくことができた.結構神経削って作った作品だったのでこれは本当にうれしい.

恒例ビンゴ大会は景品当たらぬままにフィニッシュ.ついてないぜと思ったら参加賞として折り紙を立てるのに使える木のクリップがもらえてマジでラッキー.たぶんなんだけどどの景品よりもうれしい.

 

という感じで若干長いですが1日目は以上です.明日は講習もあるので頑張って早起きします.