
今年も名大祭の展示会が無事終わりました.せっかくなので準備や当日のあれこれをまとめてみます.
準備(書類仕事)
申込
名大祭は毎年6月の頭に開催.申込締め切りが前年度の1月末とかなので期末テストとかに気を取られたりして見落としやすい.学内にgoogleフォームにつながるQRコードが掲示してあるので探して読み込むと申し込めます.
書類の提出
上記の申し込みをするとExcelとかWordのファイルがたくさん入ったzipが送られてくるので記入して返送.思ったよりたくさんある.メインのやつは企画書と予算申請の書類くらいか.次年度に使いまわせるように入力したやつを取っておくと良いが,学祭委員会側の都合で形式が変わったりも全然あるのであまり意味がないかもしれない.
参加費
名大祭は資金繰りに苦労しているらしくて参加費で例年3000円弱くらい取られる.部誌とかグッズとかを用意して利益でペイできるようにしておくと良いです.
書籍
初の取り組みとしてNU Foldersの折り図集を制作し,1冊1000円で販売しました.今年度は複数人のメンバーがちょくちょく創作に手を出し始めたりしていたのと,たまたま本の制作とか発注に詳しいメンバーがいたりしたので今年ならやれるんじゃないかということで.
ちなみに今も電子版を売ってるので買ってください↓(宣伝)
(宣伝終わり)
カラーページ4ページ+モノクロ44ページ+表紙 で合計52ページ?というカウントで良いのかわかりませんが,それくらいのページ数で作りました.ページ数は部誌としてそんなでもないですが,展開図も含めると18作品掲載したのでけっこうボリュームある部類な気がします.
印刷所は同人印刷ではお馴染みの「おたクラブ」で,100部印刷して34,400円でした.おたクラブにしたのは単純に一番安そうだったのと,アクスタ等々幅広い商品制作をやってくれるとかで評判がいいらしいのを聞いてたのとが主な理由です.部数は結構迷いましたが,例年の来場者が2000人くらいだったので,来場者数の5%くらいの人は買ってくれるだろうというまあまあな希望的観測で100部としました.
原稿は各自でpdfを作成して合体して入稿しました.入稿締め切り(追加料金なし)は納期の1か月前くらいでした.僕以外は全員折り図制作初めてだったので不安もありましたが,なんとかみんな締め切りまでに描き上げることができました.以前個人的にInkscapeでの折り図制作の方法をまとめたドキュメントを作成したことがあったのですが,それがかなり役に立ちました.なんでも作っておくものだなあと思います.
https://tommytestpage.ie-yasu.com/other/howtodiagram.pdf


そうして無事到着した部誌がこちら.
オプションは背表紙をボンアイボリーのクリアPP加工にした以外はすべてデフォルトの一番安いやつにしましたが,期待をはるかに上回る品質で大満足.カラーページの数は4ページが上限なので写真をたくさん掲載したい場合はなるべく大判に(A4とか)作るのが良いと思います.
売れ行きは想定よりもはるかに良くて,学祭最終日の昼過ぎには100部が完パケしたようです.今年も来場者数は2000人強だったようなのでたぶん来場者数の5%くらいは買ってくれると見て部数設定してしまって問題ない気がします.
展示会場
ロケーションがやっぱり重要だと思います.名大の場合は全学教育棟という教養科目の講義棟がメインの会場になっているので,そこの教室を会場に選べると多くの人に来場してもらいやすいようです.もっと言うとなるべく低層階で建物のメイン入口に近い方が集客が良いですね.この辺りは抽選でいかにアタリを引くかという話になるのでどうしようもないのですが.ちなみに今年度は2つ隣の教室がポケモン同好会でとんでもない数の子供たちが集まっていたので,そのついでなのか結構見てくれる人が多かったように思います.
大型折り紙
来てくれた人が展示会場の前を通りがかったときに目を引くような大きい作品があると良いっぽいです.今年度は吉野一生さんのティラノサウルス全身骨格を制作しました.たくさんのパーツを組み合わせる骨格折り紙は比較的小さい紙からでも大きな仕上がりになるのと,事前にメンバー各自で作っておいて最後に組み立てるのが容易にできるので学祭での展示には結構向いてると思います.

支えには実家にカメラの三脚が潤沢にあったのでそれを使っています.
ガチャガチャ
初の取り組みの2つ目として折り紙ガチャを制作しました.メンバー創作の折り紙作品をカプセルに入れて,ガチャガチャマシーンで1回100円で販売します.
実家にはなぜか小型のガチャガチャマシーンがあったので,それを使って販売しました.
三脚といいガチャガチャマシーンと言い,なぜそんなものが家にあるのかとkomくんに聞かれましたが僕にもよくわかりません.
ガチャガチャは100個制作しました.カプセルは近所のショッピングセンターを何件か回って分けてもらいました.結構快諾してくれるところが多くてありがたかったです.ガチャガチャマシーンが排出できるカプセルのサイズ感の制限が結構厳しくて,折るよりもカプセルの必要数を集めるのが大変でした.
こちらも売れ行きは結構良くて,2日目の昼前には完売していました.ガチャガチャは幼稚園~小学校低学年くらいの子供たちに人気があって,1回100円という価格設定も気軽に手に取ってもらいやすかったが良かったかと思います.
折り紙体験コーナー
例年折り紙体験コーナーを設けています.机といすを10人分くらい用意して適当な折り紙書籍を何冊かと折り紙用紙を置いておくだけなのですが結構にぎわいます.ある程度人が会場に留まってくれることにより会場に活気が出るので,それで集客が良くなった面もありそうです.設置する本はある程度易しめのものにしておかないと,「折り方を教えてください」と相談しに来られた時に困る可能性が高いです.今年はブライアン・チャンさんのクワガタを15cm角で折ろうとしている少年がいた.
その他の小道具
展示品札
作品名と創作者名・制作者名を記載する札.忘れられがちだけどあった方が良いです.
例年「創作(折り方を考案する)」と「制作(展示品を実際に折った)」の違いが伝わりにくくて何が違うのかとよく聞かれます.作り方を考案する人と実際に展示物を作る人が別であるタイプの創作物って折り紙以外にあまりないような気がするので,ここの違いが伝わりにくいのは当然と言えば当然なのですが.
そういったわけで今回は自創作の作品を折っている場合は「メンバーオリジナル」とかかれたアイコンを表示する方式にしました.例年よりは創作と制作の違いが伝わっていたような気がします.

注意書きの札
小さい子供とかだと作品に触ろうとする場合があるので,予防の意味でも注意書きの掲示を作っておいた方が良いです.展示机の上に置いておくと保護者の方が注意してくれる率が上がるので,展示場に入って最初に目につくような場所に置いておくと良いです.
まとめ
今回の展示会では3日間で述べ2500人くらいの来場者を迎えることができました.
また新たな取り組みとして,
- 部誌の販売(1000円)
- ガチャガチャの販売(100円)
を行いました.どちらも100個ずつ用意しましたが,時間に余裕をもって売り切ることができました.在庫が十分あればもう20~30個くらいは売れたと思います.
学祭への参加費や会場に置いておく折り紙用紙の用意等,意外と経費がかさむ学祭ですが,2製品の販売によりこれらの必要経費を支払うことができ,最終的に7.5万円程度の黒字を達成しました.
僕が学祭の展示会に携わるのは今回で最後となりますが,最後の回にふさわしい,良い展示会にできたと思います.本記事で紹介した内容が今後展示会を企画する方の助けになればうれしいです.