Tommy03 Origami

折り紙創作のことをメモ的に書いていきます。

大学受験記

お久しぶりです、Tommyです。

なんとか大学受験が終わりました。

完全に自己満足ですが受験記的なのを書いてみたいと思います。

コロナ禍の入試だったり共通テスト初導入だったりいろいろ特殊な要素は多かったから記録してみる価値はあるはず...?

 

ともあれ始めます。

 

3年次以前

結構早い段階で志望自体は決まってました。

以前の記事でも書きましたが軽度の難聴があり、日常会話が微妙に不便なときがあるんですよね。

最近はGoogleとかに音声入力(喋った言葉が文字になるやつですね)が開発されてるのでこれが自分の会話補助のツールに使えるんじゃないかと思いました。

調べてみたところ名大大学院の戸田研究室というところでこの音声入力関係の研究をやっていることが分かりました。

自分でもこの研究の界隈に入ってみたくなったのでその下にある情報学部コンピュータ科学科を志望することに。

あとはコンピュータ関係の技術があると折り紙界隈でも役立てられそうだなというのもあります。

 

三年次
4月,5月

前年度3月から突然の休校に突入。引きこもり生活しながら学校から出された課題などをやって過ごす。

塾に入ってなかったので受験勉強とか言われても何やっていいかわからず、課題を倒したら即ゲームするみたいな感じでした。マジで勉強しろよ

これから受験する人たちには早めに勉強方法の指針を立てることをおススメします。

少なくとも3年になるまでに

  • どこの大学に行きたいか
  • 各科目何の参考書を使って勉強するか

は定めておいた方がよさそう。特に塾に行っていない人は情報収集の面でほかの受験生に差をつけられがちなので急ぎましょう。意外と時間がない。

 

6月~9月

新学年が始まった。教科担当の先生が軒並みハズレでビビる。

塾に通ってる友達とか信頼できる先生とかにおススメの参考書を聞いて本格的に受験勉強を始める。

ここで問題発生。

塾に行ってなかったので当然授業で習う内容は初見なんですけど

先生がコロナ対策で全員マスクしてたんですよね。

難聴とはいえ軽度なので2年次までは補聴器つけて部分的には唇を読んだりでなんとか授業に参加していました。

が、マスクのせいで声がこもって聞きづらくなり、口元も見えなくなったので何言ってるのか全然わからなくなっちゃったんですね。詰んだ。

感染対策なので仕方ないことなんですけど学校再開直後の時期はしんどかったですね。

少しずつ慣れてきて聞き取れるようになったり、授業ガン無視で教科書読んで理解したりとギリギリの状況でつなぐ生活が続く。

 

問題はまだありまして。。

コロナ禍なのに文化祭がある。

新学期の開始が遅く授業が遅れているので、今年は文化祭やらないだろうと高を括ってたんですね。元々イベント系が苦手な性格だったのでやらないなら好都合だと思っていました。

 

いややるんかい。

しかもすっごいガチな演劇。

お前ら受験とか余裕なん?とか性格悪いことも考えましたが全く参加しないのも申し訳ないなと思い小道具の仕事を引き受けました。

一応頑張ってやったんですけど総合監督の子とどうも折り合いが悪く、作った小道具2個くらい没にされ、「そんなんだったらない方がマシ」とまで言われる。

いや流石にひどくねえか。

このころ若干心を病みかけ、ストレスで難聴が悪化しました。。

クラスメイトもマスクをしているので会話がうまくできず、参加するだけでいっぱいいっぱいだったんですね。

この辺の時期は勉強もあんまりできてなかったです。精神的にキツすぎて。

 

文化祭はなんかそれなりに終わったらしいです。よかったね。

 

10月~12月

文化祭も終わったからようやく受験勉強に本腰を入れます。

11月に受けた河合塾主催の共通プレテストでE判定を食らう。やっば。

この辺から共通の対策を始めました。様々な教科書会社が作る演習問題で演習を繰り返しては結果に一喜一憂する。そもそも共通テストは僕らの年度から初導入なので過去問はゼロで「共通テスト試行調査」っていうやつしかないんですね。

試行調査っていうのは文字通りお試しで作られた問題なので作りが荒い。

そんな試作品感があふれる問題をもとに作られた演習問題なので教科書会社によって問題に対する解釈がまちまちで、相当に振り回されたように思います。

 

一番面倒だったのが共通テストには英語のリスニング問題があること。

難聴の方向けのリスニング試験受験上の配慮はいろいろあって、申請すれば試験免除になったりもするようです。

僕の難聴の程度は大学入試センターの基準よりはだいぶ軽かったので免除にはなりませんでした。

その代わりに

  • 入試センターが用意するイヤホンの代わりにヘッドホンを利用する
  • 補聴器の装用

を認めてもらうことができました。

とはいえリスニングはすごい苦手で、最後まで6~7割しか取れませんでした。

そもそもがあまり聞こえていない耳で無理やりリスニングをするのも厳しいと思ったのでその分の点は諦め、ほかの科目で穴を埋めることに。

志望学科の目標点数は720/900だったので何かの科目で9割突破する必要が出てきました。行けるか…

1月

冬休みを経て共通テスト本番。

受験した感想を少し。

地理は試行調査から大幅な難化。共通テスト導入時に言われていた「思考力を問う問題」になったと思われます。これまでは「持っている知識を解答する」スタイルだったのが「持っている知識をもとに推測したことを手掛かりにして解答する」ような一段階置いた出題が多かったです。

 

国語は数問新傾向の問題が入った他はセンターとあまり変わらない内容でした。

新傾向の問題は論理的に読むというよりは出題者の意図をつかむ方が重要なんじゃないかという感じがありました。

 

英語リーディングはセンターから大幅に変化し、試行調査からもかなり難化がみられました。

試行調査よりも分量が増え、問題の形式も変わったところが多かったので解きにくい印象を受けました。

途中の設問に、

5つの選択肢から4つを選んで並べ替える

設問があり、ここで誤って5つとも並べ替えてしまい、残りの解答欄が全部ずれる事故が知り合いの間で多発しています。

ひっかけのような出題なので個人的にはよくないのではと思いました。

 

英語リスニングは大幅に難化。出題形式も変化が多かったです。

 

数学はセンターとあまり変わらない形式で試行調査から大幅に易化。試行調査がかなり難しく、平均点が低かったため難易度の調整が行われたと思われます。

おそらく今回の受験生の得点源になっています。

 

化学は試行調査からやや難化。試行調査では「思考力を問う問題」らしくグラフの活用問題などに多くの問題が割かれていたのに対し知識を問う問題の占める割合が大幅に増加していました。思考力とは...

 

物理は試行調査からやや難化。原子分野が特に難しく正答率が低いようです。

 

リスニングは予想通りあまり取れず6割程度でしたが、英語リーディングと数学で挽回しなんとか当日点727/900を取ることができました。ギリギリセーフですね。

目標点は越えられたので予定通り名大の二次試験に出願することになりました。

 

1月下旬~2月

二次試験に向け勉強をする。

共通テスト後から高校は午前中のみの授業となったので週に2,3日は欠席し、自宅学習に専念しました。

名大入試は数学がとても難しいので物理化学英語でカバーする戦法が一般的なようです。僕も英語と物理に力を入れました。

この時期は本当に体力が限界で毎日起きるのも無理みたいな状況が続いていました。

毎朝起こしてくれた弟と母に感謝です。。

 

2/25,26

二次試験当日。

 

1日目

英語は例年通りの出題、物理は易化。

前年度に一度難化しているのでもとに戻ったのだと思われます。

 

化学は大幅に難化。大問数が5つから4つに減少。その分一問あたりに要求される計算量、思考力が高まりました。特に高分子の分野では長年出題のなかった樹脂範囲の割合が大きく、この辺で平均が下がっていると思われます。

 

2日目

数学は易化。易化してましたがめちゃくちゃやらかしました。

完答できる予定だった設問をほとんど落として予定が大幅に狂ったんですね。

全体で5,6割取る予定だったのが3割くらいしかできず

「これは落ちた」と思いました。

 

3月

後期に名工大を控えていたので全振りして勉強する。

名大入学ではなく情報学を学ぶことが目的だったので志望変更に対し後悔はありませんでした。

そして迎えた名大の合格発表。どうせ受かってないだろうとおもいつつ見ると

 

 



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受かってんじゃん!!!

何も信じられず家族で10分くらい「え?」「え?」って言ってました。

 

難聴悪化したり授業聞けなかったりとコロナで様々な影響を受けましたがなんとか合格できてよかったです。

この一年間、サポートしてくださったすべての方々に心からの感謝を。

中でも塾に行ってない僕に様々な入試情報を塾から横流ししてくれた理学部のO君には全身全霊の感謝を。。

本当にありがとうございました。

例会やコンベンションが復活したらまたどんどん参加していきたいです。