オオカミくん
創作&折り Tommy03
どーもTommyです。今回はオオカミの話です。
初の描き込みアリ&非平面用紙使用作品になりました。
友達が持っていたオオカミのぬいぐるみがあまりにかわいいのでファンアートとして作りました。オオカミ、かわいい。
↑この子です
創作過程です。平面で顔系の創作をするなら定石はツルの基本形の応用ですね。
顔というパーツに対し長いカドを4つ使えるのでいろいろ遊べます。
ひとまず今回もそれに従って紙を弄ってみます。
試作第一号。目の周りと鼻、頬のインサイドアウトに成功しました。
問題は耳が出せないことで、下に余っているカドを回そうかとも考えましたが長さが不十分。
構造から練り直しかと思いましたがそこで思いだしたのが川畑文明さん考案の「特異点折り紙」。
詳しくはこちらで紹介してます。
特異点折り紙とは
— Tommy03 折り紙 (@tommy03ori) 2020年1月4日
内部にある点に一周の角度が360°を超える点を持つ紙を使った折り紙を指します。
紙の用意の仕方としては正方形に切れ込みを入れて間に別の紙を差し込んで作ります。
紙の用意が面倒ですが細いカドをたくさん出したり、ダイヤ型とブック型を融合した作品を作るのに有効なようです。 pic.twitter.com/XvjJ2tAJYY
これによりいわば「拡張された正方基本形」を作ることができるため、耳の折り出しもスマートにできるのではないかというわけです。
というわけで完成。思惑通り耳が出てきれいにまとまってくれました。
本家のぬいぐるみに十分に寄せることができたので満足。
ぬいぐるみの持ち主の友達にもプレゼントしたら喜んでもらえました。
本家との2ショット。
<おまけ>
同級生から好評だったので高校の文化祭の折り紙教室で講習しました。かなりの高難度でしたが全員完成できたようで一安心。みんな折り紙上手。
友人には「こんな変な形の紙の作品折らせるわ難易度はやばいわで頭狂ってるとしか思えない」と言われました。ぼくもそう思います。