ニワトリ
創作&折り Tommy03
こんにちはTommyです。
今回はニワトリの創作記録です。
今回は目次をつけてみました。
だいたい下のような構成になっています。
1.創作経緯
今作はNU Foldersで開催した競作企画「魚の基本形を折る」で製作したものです。
せっかくサークルをやってるんだし何かそれっぽいことをやりたいなーと思って
・期間1週間
・くじで決定した何らかの基本形を改造した作品を発表する
というコンセプトで競作企画をやることを考えました。
詳しくはこちらのサークルのページで書きましたので見て頂ければと思います↓
魚の基本形を折る【NU Folders競作企画】 - NU Folders
さて、企画を立てたからには自分自身も作品を1つ以上出さなければならないと思い
「とにかく短期間に作品として形にする」
ことを目標に創作を開始しました。
2.基本アイデア
くじの結果お題が魚の基本形になった際、以前から考えていた
「魚の基本形からニワトリを作る」というアイデアに着手しようと思いました。
魚の基本形は長いカドと短いカドが2つずつ出るのでそのままの形で頭、尾、脚のパーツになってくれそうです。
さらに前作のフグで「立体化の構造を盛り込む」というアイデアを使っていたため、この構造をニワトリの胸部の表現にも採用してみることにしました。
今思えばコマツさんの小鳥でも同様の手法がとられているので鳥類に採用するというのも芸の無い話かもしれません。
以上の要素を基本のアイデアとしてひとまず試作してみたものがこちら。
とっかかりとしては十分な状態と言えるのではないでしょうか。
これならなんとか形にできそうだと思い頭部と尾を作っていくことにしました。
3.頭部を作る
先ほどの試作で残ったカドを使って頭部を作っていくことになります。
頭部を作るにはやや紙が不足ぎみな感じもありますがなんとか紙を弄っていき
このような形に行きつきました。
なんとなくトサカと肉垂れの部分が出来ました。
かなり好みな見立てなのでこのまま使いたいのですがくちばしが足りませんね。
どうにかしてくちばしのカドをひねり出すべく紙の余っているところを探すと、トサカの周りにごくわずかですが余っているスペースがありました(ここしかない)。
これを強引に引き出したものがこちら↓
少しですがくちばしのカドが出せました。
これを仕上げで最大限長く見えるようにゴリ押したものが完成品の頭部になります。
かなり無理な折りが連続していますが一応それらしい形になっているので良しとします。
4.身体・尾の仕上げ
尾の方は紙の量にかなり余裕があったのでスムーズに仕上げが決まりました。
というか単純に中割り折りをしただけでこれといって珍しいことをしていないというのが実際のところです。これ以外やりようはない気もしますし。
ニワトリのボディは背中側のラインが大きく反っているとそれらしさが出る気がしているのでそこは少し気を遣ってみました。
5.総評
そんな感じで一応完成しました。
今回のテーマである「とにかく短時間で形にする」という目標はそれなりに達成することが出来たのではないでしょうか。
時間を縛って創作をすると時短のために普段は取らないような手段を取らざるを得ないこともあるので、自分の能力の幅を広げるという意味では良い取り組みなのではないかと感じました。
特に頭部の加工はカドの折り出しから仕上げまで全編にわたってかなりの荒業で作っているので自分にもこんなやり方ができるんだなと興味深く感じます。
作品自体はやはり短時間で創作したものなのであまり自分らしさ(?)が発揮できていないですね。全体のたたずまいや頭部の形状などはげんさんや勝田さんの影響下から脱せていないので、ニワトリという題材にはいずれリベンジしたいです。